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にきび(尋常性ざ瘡)

青春のシンボルといわれる赤い皮膚のぶつぶつです。お顔にできやすいので目立ちますが、胸、背中などにもできてきます。皮膚の皮脂腺や毛包(毛の根本)にニキビ菌が繁殖して炎症を起こしている状態です。思春期からホルモンの分泌が多くなり、皮脂が多くなり、毛穴が古い角化した皮膚で詰まって、ニキビ菌が繁殖しておこります。

ニキビは思春期に始まります。成人になるとだんだん少なくなっていきます。女性では中年すぎまで見られることもあります。

 

脂腺性毛包(しせんせいもうほう)は大きな皮脂腺をもつ毛孔で、顔、胸、背中、に分布しています。この穴にニキビ菌(アクネ菌)が増殖してにきびができます。

面皰(めんぽう)毛孔がつまって皮脂がたまり、毛孔がふくらんだ状態です。ニキビのはじまりです。

丘疹(きゅうしん)赤く炎症を起こし、丘のように盛り上がっている状態。

膿疱(のうほう)毛孔が破壊され、左写真の「丘疹」がひどくなった状態。ニキビ菌が増え、うみ(膿)がたまり、炎症がひどくなります。

対策

肌の清潔を保ちましょう。1日2回、刺激の少ない洗顔料でやさしく洗いましょう。洗顔の後はしっかりすすぐことが大切です。
スクラブ入りの洗顔料など、刺激が強いものでゴシゴシこするとニキビを悪化させてしまうので避けてください。洗顔後は皮膚をこすららないように水分を拭き取ってください。

睡眠不足は、ニキビを悪化させます。皮膚の回復を助ける成長ホルモンは、夜寝ているあいだに分泌されます。

お肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下します。とくに寒い季節は、加湿器などを利用して、室内の湿度を保ってください。お肌の保湿は大切です。

皮膚への刺激が多いとニキビが悪化しやすくなります。また、むやみにニキビをさわらないことも大切です。

治療

抗生物質(菌の繁殖を抑える薬)や炎症を抑える薬、皮脂の分泌を抑える薬、ホルモンのバランスを整える薬などが処方されます。漢方薬を処方されることもあります。飲むタイミングはほとんどの場合、食後。漢方薬の場合は食事と食事の間に飲みます。

塗り薬

菌の繁殖を抑える薬(抗生物質)、炎症をやわらげる薬(抗炎症剤)、毛穴のつまり(を改善する薬などが処方されます。症状によって、組み合わせて使うこともあります。顔全体につけたり、ニキビの部分だけつけるものなど、使い方はさまざま。たいていは洗顔した後の清潔な肌につけます。

過酸化ベンゾイル製剤

ニキビの原因菌を殺菌し、毛穴のつまりを改善します。コメド(白ニキビ・黒ニキビ)や赤ニキビに効果が期待できます。

アダパレン製剤

毛穴のつまりを改善します。ニキビの前段階であるマイクロコメド(微小面ぽう)からコメド(白ニキビ・黒ニキビ)や赤ニキビに効果が期待できます。

抗菌薬

ニキビの原因菌が増えるのを抑えます。赤ニキビに効果が期待できます。

ピーリング剤

古い角質が皮脂や汚れと混ざると角栓となり、角栓が毛穴を塞いでニキビ菌が繁殖するとニキビになります。ケミカルピーリングによって古い角質を落とすことによりニキビを治療することができます。グリコール酸によるピーリングが有効ですが、低い濃度から効果や皮膚の反応をみながら順に濃度を上げていきます。施術直後はヒリヒリした感じがします。保湿をしっかり行いと日焼けを避けることが大切です。

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