オンライン診療
オンライン診療について
オンライン診療は、スマホやタブレット、パソコンのビデオ通話機能を用いた診察です。診察はビデオ通話でお互いを見ながら進めます。皮膚の所見などはカメラを体に近づけて見たり、写真を送ってもらって観察します。血圧、体重などのデータはファイル、メール添付、クラウドの利用によって共有します。オンラインで得られる情報は視覚と聴覚のみで対面診察と比較すると限られますが、通院の必要がない、待ち時間が短い、遠方でも診察可能、支払いはキャッシュレスで短時間、プライバシーの確保、など大変便利です。安定した病状の疾患であれば、対面診察の代わりにオンライン診療が可能です。ほとんどすべての疾患で対応可能ですが、定期的な対面診察は必要です。来院時には血液検査やレントゲン検査、超音波検査などを行って病状や治療効果を判断します。忙しくて病院に行く時間がない、遠方でも診察を受けたい方に向いていて、治療を継続しやすい有用性もあります。生活習慣の改善は必ずしも対面でなくても行え、血圧、脈拍など生体情報の取得により対面診察よりも厳密に管理が可能なこともあると考えています。
当院ではオンライン診察は、保険適応のある病気に対する診療(保険診療)、美容・アンチエイジングなど保険適応のない診療(自由診療)の両方を行います。オンライン診療には、情報機器使用料及びアプリケーション使用料として、500円(税抜き)頂きます。
オンライン診療の方法
オンライン診療のためにスマホにデジスマアプリをインストールし、必要事項を入力します。支払いはクレジットカード払いのためクレジットカードを登録してください。保険証の写真撮影が必要です。診察はデジスマのビデオ通話機能を利用します。お支払いはデジスマに登録されたクレジットカードから引き落とされます。
オンライン診療は完全予約制です。保険診療の場合、初診は原則として対面診察が必要です。
美容・アンチエイジングなど自由診療でオンライン診療をご希望の方は事前問診にてオンライン診療が可能かどうかを判断します。事前問診の結果オンライン診療が可能と判断した場合、医師とオンラインでビデオ通話を行い、オンライン診療の概要や治療計画の説明を受けて、合意のうえオンライン診療が開始されます。情報機器使用料として500円をいただきます。
PC・タブレットでビデオ通話のご利用の場合
Zoomまたはラインによるビデオ通話機能を使用します。この場合でも、予約・支払いのためスマホにデジスマのインストール・登録は必要です。デジスマのビデオ通話機能は用いずにビデオ通話機能をPCやタブレットで行います。支払いはデジスマに登録されたクレジットカードからの引き落としになります。
オンライン診療の予約
デジスマの予約機能を用います。問診がありますので、あらかじめ詳しくお答えください。質問事項があれば記入してください。あらかじめ記入していただければ、専門外のことでも知り合いの医師に問い合わせたりしてお答えできる場合があります。
オンライン診療のとき
予約時間の前にプライバシーの保たれた、通信環境のよい場所で待機してください。チャットでチェックイン(受付)依頼のメールを送ります。チェックインが済んだらデジスマのビデオ通話機能を使ってこちらから呼び出します。予約時間より大きく遅れる場合には、電話やショートメールで連絡します。電話にも出ることができるように準備してください。
お支払い
支払いはクレジットカードのみです。クレジットカードの情報はスマホアプリ、デジスマに登録してください。デジスマのビデオ通話が使えない場合、ラインのビデオ通話、Zoomを利用することができますが、支払いはデジスマに登録されたクレジットカードのみになります。
保険診療で処方箋が発行された場合、ご希望により処方箋の郵送を行います。お近くの調剤薬局で服薬指導を受けてお薬を受け取ってください。オンライン服薬指導に対応している薬局に対しては電子的に送付します。薬局によっては処方薬の郵送や宅配に対応しているので自宅にいるままお薬を受け取ることができます。
オンライン診療にあたって
i. 医療機関に所属し、その所属及び当該医療機関の問い合わせ先をを明らかにしていること。
ii. 患者の急病急変時に適切に対応するため、患者が速やかにアクセスできる医療機関にお いて直接の対面診療を行える体制を整えておくこと。
iii. 医師は、騒音により音声が聞き取れない、ネットワークが不安定であり動画が途切れる等、 オンライン診療を行うに当たり適切な判断を害する場所でオンライン診療を行ってはならな い。
iv. オンライン診療を行う際は、診療録等、過去の患者の状態を把握しながら診療すること等に より、医療機関に居る場合と同等程度に患者の心身の状態に関する情報を得られる体制を 整えなければならない。ただし、緊急やむを得ない場合には、この限りでない。
v. 第三者に患者の心身の状態に関する情報の伝わることのないよう、医師は物理的に外部 から隔離される空間においてオンライン診療を行わなければならない。
当院ではこれらの厚労省の勧告を遵守してオンライン診療を行います。
また、厚生労働省の通達に基づき、初診の場合は
・ 麻薬及び向精神薬の処方
・ 基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対する、特に安全管理が必要な薬品(診療報酬における薬剤管理指導料の「1」の対象となる薬剤)の処方
・ 基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対する8日分以上の処方
は行うことができません。
書面掲示事項は電子化のうえ、福地クリニックのウェブサイトへ掲載します。