診療案内
予防接種
予防接種をうつと病気にかかりにくくなったり、かかっても軽くすみます。さらに、みんなが打つと病気の人の数が減るので、社会全体でも流行を防ぐことができます。
コロナワクチンは大勢の方が接種したため、日本人全体で免疫ができて収束に向かいました。今では重症化する方が激減して、志村けんさんや岡江久美子さんが亡くなってしまったのが遠い過去のようです。日本ではワクチンの接種と社会活動の制限を上手に行って亡くなる方を少なくしつつ収束させることができました。私個人はコロナワクチンの迅速な開発と製造、大勢の人への迅速な接種は現代医学と成熟した社会の勝利であると思っています。ワクチンを打ちたくない方の意思は尊重するとして、そうでない方はさまざなワクチンを接種して感染、重症化リスクを減らして、自らの健康、社会全体の健康を守りましょう。
ポリオ、ジフテリアなど、過去には、命に関わったり障害の原因となっていた重い感染症も、誰もが予防接種を受けることで、今では流行しなくなりました。
帯状疱疹
帯状疱疹は80才までに40%の人が罹患するといわれます。みずぼうそう（水痘）のウィルスが神経に生き残っていて、体調不良やストレスにより免疫が低下したときに、活動を再開して帯状疱疹を発症します。主に体幹の神経に沿って帯状に皮疹がでます。皮疹は水疱になったあと、１－２週間で治癒しますが、いやな神経痛が残ることがあります。もし、神経痛が持続すると生活の質が低下します。50才以上の方が対象です。
| 不活化ワクチン（帯状疱疹ワクチン）：2回帯状疱疹ワクチンの方が予防効果が高いのでお勧めしています。 |
| 生ワクチン（水痘ワクチン）：1回 |
高齢者の肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌には 93 種類の血清型があり、ニューモバックスNP（23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン）は、そのうちの23種類の血清型に効果があります。
対象者：各年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方
使用するワクチン：公費：ニューモバックスNP
自費：プレベナー13、1回の接種で免疫が持続します。プレベナーを打ってからニューモバックスを接種すると肺炎予防効果が強くなります。ニューモバックスを打った方でも1年経過すれば、プレベナーを摂取することができます。（プレベナー13ファイザー社のホームページ）
インフルエンザ
毎年、秋から冬に流行します。体力、免疫力が低下すると重症化することがあり、生命にかかわることもあります。
感染を予防し、肺炎などの重症な合併症を予防するためにワクチンを接種します。
毎年秋－冬にインフルエンザワクチンを1回接種します。
65 歳以上の方は定期接種としてインフルエンザワクチンを1回接種しましょう。新型コロナワクチンと同時に接種することができるようになりました。
小児（0－11才）のワクチン
定期接種のワクチンは小児は無料です。任意接種の場合は自費です。
| 定期接種 | 任意接種 |
|---|---|
| 1. 肺炎球菌結合型ワクチン 2. B型肝炎ワクチン 3. ロタウイルスワクチン 4. 四種混合ワクチン 5. BCG 6. 麻疹（はしか）・風疹（三日はしか）混合（MR）ワクチン （麻疹ワクチン、風疹ワクチン) 7. 水痘ワクチン 8. 日本脳炎ワクチン 9.二種混合ワクチン 10. ヒトパピローマウイルスワクチン（子宮頚癌） | 1. おたふくかぜワクチン 2. インフルエンザワクチン |
定期接種のワクチンは、日本小児科学会が推奨する接種スケジュールにそって接種します。任意接種は、周囲の感染状況に合わせて接種するワクチンです。
用意するもの
- 母子手帳
- 健康保険証
- 予防接種予診票
- 乳幼児医療証
- 任意接種の場合は現金やクレジットカード
各種ワクチンの料金表
| 風疹 | B型肝炎 | |||
| 麻疹 | A型肝炎 | |||
| 日本脳炎 | 子宮頸がん（ガーダシル） | |||
| 三種混合 | 不活化ポリオ | |||
| 水痘 | 小児インフルエンザ菌（ヒブ） | |||
| おたふく | 小児肺炎球菌（プレベナー） | |||
| インフルエンザ | ロタリックス | |||
| インフルエンザ（小児） | ロタテック | |||
| 肺炎球菌（ニューモバックス） | 破傷風トキソイド | |||
| 肺炎球菌（プレベナー） | 四種混合 | |||
| 麻疹・風疹混合（ミールビック） | 帯状疱疹ワクチン（シングリックス） | １回 22000円 | ||
| 税抜き価格 |
乳幼児の予防接種