ED治療

心因性EDの場合、自信を持つことが大切です。男の自信を得るためにED治療薬は有効です。特に若い方は一度自信を持てばお薬は不要になることはまれではありません。加齢に伴う場合でも有効で、器質的EDでも有効な場合があります。

ED治療薬は心臓に負担がかかると言われています。血管拡張薬なので血圧が下がったり、動悸が起きたり、顔面が紅潮することがあります。むしろ、ED治療により頑張りすぎてしまうことで心臓に負担をかけてしまうことになります。くれぐれも無理しないようにしましょう。

EDに悩んでいる方は決して少なくありません。実際に多くの方が治療を受けています。EDは人に相談しづらいので、疑問や不安を一人で抱えてしまいがちです。このような場合は診察時にはプライバシーが保たれるオンライン診療は向いているといえます。オンラインでEDの診察する場合、器質的、心因性、混合性、薬剤性EDかを問診で鑑別します。40歳以上の中高年者は生活習慣の偏りが一因の場合があるので、運動不足、肥満などの生活習慣の偏りは是正する必要があります。外傷の既往、動脈硬化のリスクなどを調べます。飲んでいる薬剤があればチェックします。大きな問題がないと判断された場合、投薬を検討します。

・バイアグラ
世界最初のED治療薬で、日本では1999年より認可されています。内服すると30～60分で効果が発揮されるため、ED治療薬でも即効型です。持続は約4時間で、ピークは内服から1～2時間後です。空腹状態で内服することが推奨されています。

・レビトラ

レビトラは内服から15分ほどで効果が発揮されるため、バイアグラよりも即効性があり、超即効型と呼ばれています。持続時間は5～8時間と長いことが特徴です。食事の影響を受けにくく、食後に内服することもできます。

・シアリス
日本では2007年より認可されています。内服後30～60分で効果が発揮され、持続力は36時間とED治療薬の

ED治療薬の比較

	バイアグラ	レビトラ	シアリス
勃起力	強い	かなり強い	普通
有効になる時間	30分～1時間	15～30分	1～3時間
持続時間	3～5時間	5～8時間	30～36時間
副作用	あり	あり	弱い
食事の影響	あり	少しあり	少ない

ED治療薬が処方できない方

• バイアグラの成分に対して過敏症の既往歴のある人
• 硝酸剤または一酸化窒素（NO）供与剤（ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等）を投与している人
• 性行為が不適当と考えられる心血管障害のある人
• 重度の肝機能障害のある人
• 低血圧または治療を受けていない高血圧の人
• 直近の6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血・心筋梗塞の既往歴がある人
• 網膜色質変性症との診断を受けた人
• 塩酸アミオダロンを投与している人
• 未婚の未成年者