美容とアンチエイジング
レーザーによるシミ治療
美容とアンチエイジング|レーザー治療
目立つシミを、ピンポイントで。
レーザーによるシミ治療(スポット照射)
メラニンの色だけに反応するレーザーを、気になるシミ一つひとつに当てて治療します。顔全体のシミをやさしく薄くするIPL光治療で残ったシミや、最初から目立つシミだけを治したい方に向いています。
症例
30代男性 頬のシミ(表在性色素性病変)
- 治療内容
- QスイッチNd:YAGレーザー(トライビーム PREMIUM)によるスポット照射。波長532nm、4.0 J/cm²、照射径3mm
- 回数・期間
- 1回。写真は照射から1か月後
- 費用
- 11,000円(税込、直径6〜10mmの料金)
- 主なリスク
- 照射後の赤み・かさぶた(約1週間)、炎症後色素沈着(数か月続くことがあります)、色素脱失、再発
1か月後の写真では、照射部位にうっすら赤みが残っています。赤みは通常、数か月かけて目立たなくなります。下まぶた近くの小さな2つのほくろは治療していません。必要な回数や効果には個人差があり、シミの種類によっては複数回の治療が必要です。写真はご本人の同意を得て掲載しています。
レーザーでシミが取れるしくみ
レーザーは、メラニンの茶色によく吸収される波長の光を、10億分の1秒単位(ナノ秒)というごく短い時間だけ当てます。熱が周りに広がる前に照射が終わるため、正常な肌へのダメージを抑えながら、メラニンだけを細かく砕くことができます。
これは「選択的光熱融解」と呼ばれる考え方で、皮膚レーザー治療の基本になっています(Anderson RR, Parrish JA. Science 1983)。
砕かれたメラニンは、かさぶたとしてはがれ落ちたり、体の掃除役の細胞に運び出されたりして、少しずつ薄くなっていきます。
使用する機器 トライビーム PREMIUM
当院では、厚生労働省の承認を受けたQスイッチNd:YAGレーザー「トライビーム PREMIUM」を使用しています。浅いシミから深いアザまで、病変に合わせて2つの波長と照射モードを使い分けます。

2つの波長で、浅いシミにも深いアザにも
緑色の光(532nm)は浅い茶色のシミに、目に見えない近赤外線(1064nm)は真皮にある深いアザに届きます。
光の強さが均一な「トップハット」
一般的なレーザーの光は中心が強い山型で、中心はやけどのリスク、周りは効きが弱いというムラが出ます。シミの治療に使うモードでは光の強さが平らにそろうため、表皮へのダメージを抑えながら均一に照射できます。
| 販売名 | トライビーム PREMIUM |
|---|---|
| 一般的名称 | ネオジミウム・ヤグレーザ(高度管理医療機器) |
| 医療機器承認番号 | 30400BZI00024000 |
| 使用目的又は効果 | 体表面の刺青の除去、又は深在性及び表在性色素性病変の治療 |
| 製造販売業者 | Jeisys Medical Japan 株式会社(製造:Jeisys Medical Inc.、韓国) |
治療の流れ
- 1診察ダーモスコピーでシミの種類を確認し、治療内容・費用・リスクをご説明します。
- 2洗顔・準備メイクを落とします。痛みが心配な方には麻酔テープを用意しています。
- 3照射部屋にいる全員が保護メガネをつけ、テスト照射のあとに照射します。数か所なら数分で終わります。
- 4保護テープ軟膏を塗り、肌色のテープを貼ってお帰りいただきます。
照射後の経過
照射後数か月は、外出時に毎日日焼け止め(SPF30以上)を塗ってください。紫外線を浴びると色素沈着が長引きます。テープを貼った部分以外は、当日からメイクできます。
料金
| レーザー治療(スポット照射) | 1か所あたり | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 直径5mmまで | 1回 | 5,500円 |
| 直径6〜10mm | 1回 | 11,000円 |
| 直径11mm以上 | 1mm増えるごとに | +1,100円 |
例:直径12mmのシミ1か所は、11,000円+2,200円=13,200円です。シミの大きさは、照射する範囲の直径で測ります。費用は全額自己負担(自由診療)です。
合併症・リスク
- 赤み・腫れ・ヒリヒリ感:照射直後から数日続きます。赤みは数か月残ることがあります。
- かさぶた:約1週間でとれます。無理にはがすと跡が残る原因になります。
- 炎症後色素沈着:照射後2週間ほどから一時的に茶色くなることがあります。日本人の肌に起こりやすく、多くは数か月で薄くなります。
- 色素脱失:照射部位が周りより白く抜けることがあります。
- 瘢痕・肌の質感の変化:まれに、傷跡や肌の凹凸が残ることがあります。
- 再発:紫外線を浴び続けると、同じ場所や別の場所に新しいシミができることがあります。
治療を受けられない方
- 光線過敏症の方、光線過敏を起こす薬を飲んでいる方
- 悪性の可能性があるシミ(必要な検査をおすすめします)
- 肝斑(スポット照射では悪化することがあります)
慎重に判断する方
- てんかん、自己免疫疾患、ケロイド体質の方
- 妊娠中・授乳中の方(安全性が確立されていません)
- 日焼けしている方
よくあるご質問
痛みはありますか?
輪ゴムで弾かれたような、パチッとした痛みがあります。照射は一瞬で終わります。痛みが心配な方には麻酔テープを用意しています。
1回で取れますか?
表皮にある浅いシミは、1回の照射で薄くなることが多いです。深いシミや濃いシミは、数か月あけて複数回の照射が必要になることがあります。
IPLとレーザー、どちらを選べばよいですか?
顔全体のシミや肌の若返りも気になる方はIPLから、目立つシミが数か所だけの方はレーザーから始めるのがおすすめです。違いはシミの種類と治し方で説明しています。
男性も受けられますか?
はい。男性の方も多く相談に来られます。ひげの部分は照射できないことがあるため、診察でご相談ください。
まずは診察でご相談ください
レーザー治療は自由診療(保険適用外)です。治療内容・費用・リスクは、施術前に医師がご説明します。お電話 0563-65-5581