血管を若くしよう
高尿酸血症(痛風)
血管を若くしよう|生活習慣病と血管
高尿酸血症(痛風)
血液中の尿酸が多い状態が高尿酸血症です。尿酸が関節で結晶になると、風が吹いても痛むといわれるほどの激しい関節炎(痛風発作)を起こします。メタボと関係が深く、最近は若い人にも増えています。
院長より
痛風はかつて「ぜいたく病」と呼ばれましたが、今は普通の食事がかつてのぜいたくに匹敵します。誰がなってもおかしくない病気です。
しくみ
尿酸はどこから来るの?
尿酸は、細胞の核の成分や、エネルギーのもとであるATPに含まれる「プリン体」が肝臓で分解されてできます。ふつうは尿として体の外に出ていきますが、作られる量が多すぎたり、出ていく量が少なかったりすると、血液中にたまっていきます。
お酒は、体の中で分解されるときにATPを大量に使うため、尿酸を増やします。ビールにプリン体が多いことは有名ですが、ほかのお酒も飲みすぎれば尿酸値は上がります。
痛風発作のしくみ
血液中で増えた尿酸は、関節で少しずつ結晶になってたまっていきます。たまっただけでは症状はありません。運動などをきっかけに結晶がはがれ落ちると、免疫細胞が異物として攻撃し、激しい炎症が起こります。これが痛風発作です。
痛みはふつう1週間ほどでおさまりますが、高尿酸血症を治療しないと発作をくり返します。高尿酸血症の方が全員発作を起こすわけではありませんが、発作が起きるまで何も感じないのが厄介なところです。
尿酸値の目安
血液中の尿酸値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症とされます。
怖いのは痛みだけではありません
高い尿酸値が長く続くと、関節の中に尿酸がたまり続けて関節そのものが変形していきます。皮膚の下に尿酸のかたまり(痛風結節)ができることもあります。
尿の通り道で結晶になれば尿路結石に、腎臓にたまれば少しずつ腎機能が落ち、最後には人工透析が必要になることもあります。尿酸そのものも血管の内側を傷つけます。
高尿酸血症はメタボリックシンドロームと関係し、血管の病気が起こりやすくなるため、動脈硬化のリスクマーカーとも呼ばれています。
食生活の見直しが基本
- プリン体の多い食品(レバー、肉、魚の干物、たらこ・いくらなどの魚卵)を控える
- そもそも食べすぎない。とくに夕食に1日のカロリーが集中すると尿酸値が上がります
- お酒はビールに限らず、飲みすぎに注意
- 水分をしっかりとる(尿から尿酸が出ていきます)
- 牛乳やヨーグルトなどの乳製品は尿酸を下げるとされ、とくに制限はありません
心臓や腎臓の病気で水分制限のある方へ
水分のとり方は主治医にご相談ください。
痛風の一般的な解説はみんながかかる病気「高尿酸血症(痛風)」もご覧ください。
当院で
福地クリニックでできること
血管外科と内科の両方の目で、生活習慣病と血管の状態をあわせて診ます。
- 尿酸値・腎機能などの血液検査、尿検査
- 痛風発作の治療
- 尿酸を下げるお薬による治療
- 食事・お酒・水分のとり方のアドバイス、管理栄養士による栄養指導
受診のご予約は予約・お問い合わせから。
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このページは、院長の著書『血管を若くする最強メソッド5』の内容をもとに、ホームページ向けにまとめ直したものです。
監修:福地クリニック院長 山本清人(経歴・資格)